All for WAN

じんわりおかしい黄ラブのアテナ(05年3月31日~09年1月26日)の跡を継いだ黒ラブニケ(08年7月1日生まれ)と末っ子長男ライラプス(10年4月30日生まれ)の奮闘記

アジシーズン始まる

昨日、アジリティスクールの練習会がありました。
いよいよ、シーズン開幕です。


が、その前に、、、
ありがたい事に、このブログをたくさんの方が読んで下さっています。
中にはアジリティーの事はご存知ない方もたくさんいらっしゃいますので、ちょっと、こんなものですというご紹介を。。。

基本的な成り立ちとルールはこちらの以前の記事をご覧下さい。

で、今日は「なんでこんなに夢中になっちゃうのか」というお話を。

まずはなんといっても愛犬との一体感です。
自分の指示を聞きながら必死に走る我が子の姿はそりゃもう、可愛くて仕方ないです。

もちろん、その前に一緒にして来た努力の過程も楽しいわけで、、
最初は地面に置いたハードルのバーを跨いでみるところから始まります。
そのうち「ホップ」と言われたらこれを跳ぶんだ。ってことを理解します。
その時のどや顔を見るのは、もう、たまら〜ん。って位嬉しいです。
そして、地面に置かれていたバーを1段ずつあげていくときの喜び。
日々のこういう成長が目に見えてわかるところが楽しいんです。

そして、何より、作戦を立てるのが面白いんです。

DSC08995.jpg
こちら、5月にニケが走ったオプデスのAG2のコース図です。
(どうしてもPDFが載せられなくて、写真に撮る荒技に出たのでちょっと見づらいですが、大きくすればなんとか見られると思うのでクリックしてみて下さい。)

競技に出ている時に実際にこの図を見る事は無く、並べられた障害に付けられた番号札を追って行くのですが、指定されているのは、この順番に番号札の着いている方向からクリアしなさいということだけです。
だから、左上の方、5番から6番には赤と青、二つのルートのどちらもありです。
6番はスラロームです。
スラロームは左の肩から進入しなくてはなりません。
となると、正面からエントリーする赤いルートの方がやりやすいです。
でも、そのためには「の」の字を書くようにくるりとまわって4番と5番の間を抜けなければなりません。
カーブが続くのでスピードも落ちるし、バーも落下しやすくなります。
なにより間抜きの練習をしていないと、犬は「当然ハードルを跳ぶんだ」と思ってますから、4番を逆から跳んで失格になってしまう危険もあります。
青いルートはスピードは落ちないけれどスラのエントリーは難しいです。また、画面上の右から左に跳んで行ったものをまた右に戻さなければなりません。今度は5番を逆跳び失格の危険も出て来ます。
どちらを選択するかは自分たちペアの得意不得意や、犬の足の伸びを考えて決めなくてはなりません。
みんなに共通する正解はありません。
しかも、この線は(直線しか書けなかったので)角ばってますが、実際にはスピードに乗って走ってくる犬が90度に曲がれる訳も無く、その足取り(ライン取りといいます)を考えてやらなければなりません。

それから、スラロームのほぼ正面にトンネルがあります。次の障害は右(図では下)に回り込んだトンネルですが、勘違いして正面のトラップに突っ込んで行く危険性があります。コースの中でどこがトラップなのか、見極めることも必要です。


また、ハンドラーはどこを走るか全く指定されていません。
これまた犬によって違って、共通する正解はありません。
3月の大会で同じコースを走ったニケとライです。


スラロームの後、3本ハードルを跳ぶのですが、その時、犬を受け止める形でサイドチェンジしています。
3本跳んでいるときは人が右だったのを次のコースを考えると人が左にいる形に変える必要があるからです。
だって、ハンドラーが犬より外側を走ったら、どうしても遅れをとって指示が出せなくなりますもんね。
で、見ていただきたいのは3本目を跳んでいる時に私が立っている位置です。スラロームとの距離を見ていただくと判りやすいかと思いますが、ライの時の方が若干スラローム寄りつまり後ろに下がっています。
これはニケとライとの飛距離の差を考えたもので、あまり近いと萎縮したライがバー落下する危険があるからです。ではニケも同じ位置で良いじゃない?って言うとそうでもなくて、下がりすぎると今度は次のバーをより直角に跳んで行きます。でもその次のバーはまた手前なので、大回りさせてタイムロスになります。

青いラインがライ、ピンクがニケです。一歩の大きいライは大回りしてもスピードを落とさない方が有利、ニケは走る距離が短い方が有利。そういうことを考えて自分の位置決めをします。

コースを走る間、数回はサイドチェンジを行わなくてはなりません。
上の動画で見ると、2色のトンネルの後、ニケが出てくる前に右側に位置を変えています。これがフロントスイッチ。ライのは左にいて正面のバーを跳ばしてから自分が位置を変えてます。これがバックスイッチ。
ラージクラスの場合、犬の先に回り込んでサイドチェンジをするのは難しいので、バックスイッチから先に習うのですが、この方法だと犬を先に行かせて後から自分が動き出すので、コースによっては出遅れてしまいます。
かといって無理に先に回り込んで犬の足を止めたり、バッティング(ぶつかること)する危険もあるフロントスイッチを使うのか。また、フロントスイッチには数種類やり方があるので、どれを選択するべきなのか。。これが作戦のメインと言ってもいい部分で悩みどころでもあり、面白いところです。

犬はよ〜くハンドラーを見ています。(もちろん、ハンドラーを見るように地道に訓練しています。訓練と言うと堅苦しいですが、要は「ママと遊ぶのが楽しい」を刷り込んでます)
ハンドラーの声はもとより、身体の向きや、どっちの手を出しているか、高さはどうか、、それらのシグナルを総合して次のコースを予測して跳んできます。自分のパートナーがそれをどこまで理解しているのか、その見極めも大事な要素です。

ニケとライ1回ずつ、シーソーをぶっ飛ぶミスをしています。
どちらも登り口が似ているドッグウォークと間違えたらしいのですが、、、

止る必要はありませんが、必ずタッチゾーンを踏まなければいけないタッチ障害をどう導くか。いろんなスタイルがありますが、うちのペアは犬が自主的に先端で止ってハンドラーの指示が出るまで待つスタイルをとっています。この場合、いつも練習している通りにニケを先に行かせてます。完全にニケの勘違い。
これは、もう、笑って終わりです。「ま、しゃあないね」です。
でも、ライの場合。。。

ドッグウォーク、Aフレームと「ペアのお約束」を二人で守っていたのに、シーソーだけ、走り込んでしまいました。もちろん、練習ではそういうこともやっていますが、たぶんライは私の動きを見てつられて突っ込んだと思われます。「指導手」なのに、そんな基本の指導ができなかったことが悔しくて、ライに申し訳なくて、「次こそは!」と思ってしまう訳です。
そして、完璧に走れた時はその達成感がまた味わいたくなるんです。

以上、熱く語ってしまいましたが、まだまだ半分も言えてない。

もし、機会があったら、ぜひ応援に来て下さいね。
スポンサーサイト
前の記事 リード忘れたっ!
次の記事 モデルな男たち

コメント

あぁ~~~、すごくよくわかりました!♪
本当に地道な努力と練習(遊び)、ワンコとの一体感。。
その楽しさ(悔しい時も)を味わったら、最高でしょうね。。
普通のワンコでは味わえない、犬にとっても醍醐味でしょう。。

スキーの初心者の時の気持ちを思い出しました。
これは一人だけど。。出来ない悔しさ、次こそは、こうやって、
こうやって。。と少しずつ上達していく嬉しさ。。
精神面も影響するし。。。やるぞ!という強い気持ちがないと
すぐに転がったり滑り落ちたりするし。。
(スキーは上手くなりませんでしたが:笑)

がんばってくださいね。。
2012/09/10(月) 06:32:39 | URL | tomu  [編集]
ライのスピード感はすごいですね。
しかし、自分が想像していたアテナママさんと違って、ものすごく若いのでビックリしました!!
自分と同じくらいの人だと思ってたんで、ごめんなさいです。
2012/09/10(月) 09:12:23 | URL | 海パパ  [編集]
ワタシもこんなにアジに夢中になるとは 思ってませんでしたよ…
何が良いってやっぱり 愛犬との一体感がいいんでしょうね。
人間ってともすると 犬よりも自分が優位で「言うことをきかせちゃって」るって思いがちだけど こうして犬と一緒に何かを成し遂げるってところでは そんなのはまったくなくて…
常に同等というか…
お互いに補い合いながら 前へ進んでいるというか…
そんなところが 好きなのかも。

一緒に走るところも好きかな~♪

それにしても… ライくん 俊足ですね!!
なんか シムニーの成長がとっても楽しみになりましたよ。(笑)
2012/09/10(月) 12:02:13 | URL | まこやん  [編集]
応援いきます!いけるところまで遠征お願いします!!笑
こうやって解説とともに競技を見ると、よけいに鼻血がでそうです。燃えました。
ドッグウォークと間違えて、シーソーを飛んでしまったとき、子供たちはびっくりした顔。。してます?そんなことが気になります。ぷぷ。
昔、、馬に乗っていたことがあるんですが、障害馬術とアジって、、ちょっと似てるんです。
けど、、、わたしの柔らかくて溶けそうな脳みそでは、自分のコースさえパニクって真っ白になってたので、子供に指示など、、、、、、夢のまた夢。。ひたすら、あこがれです。。。
2012/09/10(月) 13:50:09 | URL | オビワンシルク  [編集]
ありがとうございますm(__)m
目が覚めましたっ!
遊びボケ&暑さを理由にサボりまくっていたアジの練習。
これではイカン!と目が覚めました。。m(__)m
いつもよ~くわかる説明をありがとうございます。
とってもDanには無理な事ばかりですが、また少しずつ練習していこうと思います。。
今さらですが。。。
先日、ちょっと立ち寄ったドッグランにハードルもどきがあって。。「ジャンプ!」って言うと飛んだDanを見て・・
やらなきゃ!と思いました。
忘れていないのだから・・・(汗・・)
また、一から思い出して(オカンが)頑張ろうと思います!
2012/09/10(月) 17:26:05 | URL | Dan母  [編集]
ニケを見ていると時々「きっとこの子はフリスビーの方が好きなんだろうなぁ」って思う事はありますが、ママの趣味に付き合ってもらってます。

そうですね。
スキーのやり始めと似ているかもしれません。
できなくてイラっとしたり、き〜ってなりながらも、ちょっとずつうまくなっているのが実感できると嬉しくてつづけたくなるんですよね。
そして、メンタル!大事ですよね。
伝わって良かった〜。
2012/09/11(火) 10:19:24 | URL | アテナママ  [編集]
一年前には当たり前の様にCRしていたライですが、スピードが出て来たら、なかなかコントロールできません。
のびのび走らせてあげることが、課題です。

私、たぶん、若く見えるタイプです。
そのうちお会いしたいと思っていますが、なんだか、がっかりさせそうで、怖くなって来たぞ〜(爆)
2012/09/11(火) 10:54:58 | URL | アテナママ  [編集]
わかります〜。
まこやんさんのブログ読みながら、毎回「そうなのよ〜!」とつぶやいてる私ですが、今回も、同じです。

常に対等です。いや、むしろ、私は犬たちに気持ちよく走ってもらう為のサポーターだと思ってます。
助ける事も助けられることもあって、チームなんですよね。
こんな話をしだしたら、あと3時間は語っちゃいそうなので、ここで我慢しときます。

ライは伸びのある力強い走り方をしますよ。
それを生かしてやれてない自分がもどかしいです。。
2012/09/11(火) 13:43:57 | URL | アテナママ  [編集]
障害馬術やってたんですかぁ!?
オビワンシルクさんらしいです。セレブな感じ〜。
そうそう、うちでも似てるねって話をしてたんですよ。
一度、テレビで馬術競技を放送してて、燃えました〜。
これまた語りだしたら、止らなくなるので、ここで我慢っ!

シーソー跳んだあと、ニケは平然と着地して、その場でおやつを探してました。いつも、下りの先端にあるから、当然そこにあると思ったらしいです。
ライもビデオで見る限り、びっくりしたことより、「次、どこだよ〜」に気持ちが行ってるみたいだし、、
2012/09/11(火) 14:29:21 | URL | アテナママ  [編集]
無理せず、マイペースでいいと思いますよ。

練習自体が楽しくなければ意味ないですし。。

でもやっぱり、やらなければ上達もないわけで、、
焦ると、たまにやる練習で多くの成果を求めすぎて人間はイライラ、犬はプレッシャーを感じてつまらなくなるんです。
そこだけは気をつけてくださいね。
2012/09/11(火) 15:41:41 | URL | アテナママ  [編集]

コメントの投稿

  • URL
  • コメント(必須)
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:http://ylabathena.blog89.fc2.com/tb.php/689-47b274fb

カレンダー(月別)

10 ≪│2017/11│≫ 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

プロフィール

アテナママ

Author:アテナママ
神奈川県在住の主婦。結婚して以来十数年、会社員の「のりさん」と静かな(?)インドア生活を送っていましたが、2005年5月にイエローラブラドールの女の子アテナが加わってから「すべては犬のために(All for WAN)」の生活を送っています。
現在はお星様になったアテナの他に、ニケとライラプスコンビが加わり、All for WAN度がますますアップ中!

お友達のブログ

FC2カウンター