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じんわりおかしい黄ラブのアテナ(05年3月31日~09年1月26日)の跡を継いだ黒ラブニケ(08年7月1日生まれ)と末っ子長男ライラプス(10年4月30日生まれ)の奮闘記

ニケの経過日記4

11日目:9月17日(土)
その電話は、まさに面会に出かける寸前にかかってきた。
「担当の先生がお休みなので代わりにお電話しています」
という、つぶやきシローをもうちょっと元気にしたような話し方の先生。
いつもは、面会している最中に先生が病室に立ち寄ってお話をしてくれるのに、なぜ今日に限って??
ドキドキする。
「ニケちゃん自身は、今日もビルビリンの数値が下がって順調に回復していますよ」
と、電話の声。
とりあえず、ほっとする。
「ただ、先ほど、外部に出していた血液検査の結果が返ってきまして、ニケちゃん、人にも他のワンちゃんにもうつる病気だったので、病室を変わっています。こちらにいらっしゃってからいろんなことを一度にお話すると驚かれるかと思いまして、先にお電話でお知らせしておいた方が良いかと思いまして。。」
「ご家族で、風邪の症状で具合の悪い方はいらっしゃいませんか?」
「それから、同居のワンちゃんがいましたよね?この子は元気ですか?」

この時の心境は一言では語れない。
黄疸の出る感染症といえば、レプトスピラだ。
この1週間ネットや本を読みあさったから間違いない。
せっかくここまで順調に回復してきたのに、レプトだなんて、またもや危機にさらされる、、、
いや、病名がわかったのが今日だというだけで、実際にはもう発症して10日以上経ってる。そして回復してるってことだもん。大丈夫!、、、大丈夫??という横っ面はり倒されたようなぶりかえす不安。
それから、『ほら~、やっぱり毒物じゃないじゃんっ!』って飼い主の勘が正しかった誇り。
そして、ライも危ないというお腹にパンチを浴びたようなショック。
さらに「ニケと接触した子たちにうつっていたらどうしよう」という胸をえぐられるような心配。
自分で運転してたら、事故ってたな。。


隔離病室は一般病室の廊下を隔てた反対にあった。
昨日まではそれなりに動き回れる広さのケージにいて、右隣のバーニーズちゃんがぶつぶつ言いながらステンレスの壁に体当たりするのと、左隣のゴルちゃんがぴーぴー甘え鳴きするのを聞きながら、働いている人間達を目で追っていたのに、ここは足を伸ばして寝ることはできても歩くことはできない。たまに廊下で話す声が遠くに聞こえるだけ。
入院して1週間。寂しくなってきているところに、この仕打ち(と、ニケには思えただろう)。
私たちの顔を見たニケは大はしゃぎし、身体を私にくっつけて眠る。
病室
ニケはソファーやベッドみたいなフカフカなところでないとゆっくり眠れない。
だからケージの中に入れてやるのだが、狭いために、おしっこをすると汚れてしまう。
それをハイターにつけて殺菌してから洗ってくださる看護士さんにもご迷惑をかけたな。
私も毎日新しいクッションを持参したけど、ある日は見たことのないクッションが置いてあった。
多分、看護士さんの心遣いで入れてくれた『差し入れ』。感謝!

さて、土曜日の話に戻って、、、
初日以来の診察室での説明。
月曜日に外部に検査に出していたレプトスピラの抗体検査の結果を見ながら。。
「ヘブドマディス型の抗体が800倍以上を示しています」

そう言われ、レプトスピラの説明、ヘブドマディス型の説明を受ける。
甚急性だと数時間、急性で7日で死に至る。
ニケは結果論として、10日以上経ってるので亜急性。このままゆっくり回復するとは思うけど、完全にもとの状態に戻れるのか、若干肝機能が悪いまま過ごすことになるのかはわからない。

先生の机の上には学術書やら、そのコピー、各社の予防接種の説明書のコピーなどが山の様に積んであった。
ニケの結果を知ってから数時間しか経っていないし、その間に何匹も患畜さんがいただろうに、すごいな。

「レプトスピラは感染症なので、保健所に報告の義務がある型もあるのですが、ヘブドマディス型が当てはまったかどうか、記憶にありません。そこから調べます。もし義務がなかったとしても病院として報告した方が良いのかを判断しなければなりませんし、今後の体制などに関しても、今、上の者と連絡を取っている最中です。」
大事になった、、と緊張する。
「先生、潜伏期間に出かけちゃった先にはどう報告すればいいですか?」
「そうですね、感染症となれば、繊細な問題ですもんね。連絡していただかないといけないとは思いますが、何をどう連絡すればいいのか、明日までに申し上げられるようにしますので、1日待ってもらっていいですか」


もはや、ニケが不憫でかわいそうって言ってる事態ではなくなった。。
接触した他の子に対する責任も背負ってしまった。。
広がっていたら、どうしよう。
思わず、
「まさか、牛や鶏みたいに、『殺処分』になったりはしませんよね?」
と聞きそうになった。でもあまりに怖くて口に出す勇気はなかった。。
新型インフルエンザの騒動も思い出した。
あんなことになったら、、加害者になっちゃうのか??

突然やってきた嵐のような事態に泣く余裕もなくなった。。


。。。長くなっちゃったけど、もうちょっと続く。。。
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コメント

読む度に涙が止まらないよぉ・・・
色んな意味で並大抵の心配事じゃなかったよね(ρ_;)・・・・ぐすん

2011/10/10(月) 19:59:57 | URL | hirotti  [編集]
ほんとに大変だったんだね・・・
いろんな心配が沢山でてきて・・・
家族みんなで乗り越えたんだね
2011/10/11(火) 14:27:43 | URL | 空ママ  [編集]
前半と後半では心配の質が違ったのは確かだわ。
ほんとに嵐の様な9月だった。。
2011/10/11(火) 18:02:58 | URL | アテナママ  [編集]
そうですね。みんなで頑張りました。
ライがおりこうにお留守番してくれて、助かりました。
2011/10/11(火) 18:05:12 | URL | アテナママ  [編集]
この頃、、、ものすごい山だったんですね。。。
毒物じゃなかったと思った途端、感染症って。。鳥肌が立つような気持ちで読みました。
これが私だったら、どうだっただろう。。。アテナママさまは、どんな気持ちでこの辛い時を過ごされたんだろう。。。って。。。
混合ワクチンを打ってるから,うちの子は大丈夫って思って暮らして来たことについても、、、すごく色々考えました。
2011/10/11(火) 19:05:19 | URL | オビワンシルク  [編集]
うちも、8種をうっていたので、レプトは可能性がないって思っていたんですよ。
高い授業料でした。
ん~、高いっていうより、きつい授業料かな。。
2011/10/12(水) 06:07:41 | URL | アテナママ  [編集]
良く冷静に先生の説明が聞けて、記録を残しているママさんを尊敬します。。
いろんな事が瞬時に頭の中を駆け巡り、次から次へと疑問が溢れてきますよね~~。
ものすごい山だったんだ~って今だから言えますが、本当に大変でしたね・・・。
でも、この記録はホントに有難いです。
ありがとうございます。
ニケちゃん。。如何ですか~??
2011/10/13(木) 16:40:33 | URL | Dan母  [編集]
川崎の病院のすごいところは、どの先生も説明上手だし、ちゃんと説明を紙に書いて、持って帰らせてくれってところなんですよ。

あ、昨日、かすみさんにも聞かれちゃったんですが、ニケは元気です。そう言えば、この1週間、当日のことは書いてなかったですもんね。
すみません。
2011/10/13(木) 17:51:27 | URL | アテナママ  [編集]

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プロフィール

アテナママ

Author:アテナママ
神奈川県在住の主婦。結婚して以来十数年、会社員の「のりさん」と静かな(?)インドア生活を送っていましたが、2005年5月にイエローラブラドールの女の子アテナが加わってから「すべては犬のために(All for WAN)」の生活を送っています。
現在はお星様になったアテナの他に、ニケとライラプスコンビが加わり、All for WAN度がますますアップ中!

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