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じんわりおかしい黄ラブのアテナ(05年3月31日~09年1月26日)の跡を継いだ黒ラブニケ(08年7月1日生まれ)と末っ子長男ライラプス(10年4月30日生まれ)の奮闘記

母のアテちゃん

母の話をもう少し。

母は大腸がんでした。
最初に入院した時、私はアテナの写真入りのキーホルダーを持って行きました。
「アテナが守ってくれるから。これ、ベッドの柵に付けておくよ」と言ってヘッドボード部分に付けたのですが、母は「アテナの顔がいつでも見られるところに移して」と希望。サイドにぶら下げた写真に向かって、よく話しかけていました。

手術前「人工肛門になったらいやだなぁ」と言っていたので、実際にそうなってしまった時に母がどんな反応をするのか、家族は大変心配していました。
母の最初の一言は「なってしまったものは仕方がない」
意外にサバサバと答えたのでちょっとほっとしました。
ただ、まだまだ手術後の生々しいストーマに使い方もわからない装置。
緊張しながら使い方のレクチャーを受けました。。。

そして、数日後。
母がニコニコしながら言うのです。
「あのね、ストーマに『アテちゃん』って名前をつけたのよ」

そのニックネームは病棟の看護師さんはもちろん、ストーマ専門の看護師さんや、主治医の先生の先生にまで広がって、みんなが当たり前のように
「今日のアテちゃんの様子はどうですか?」
って聞いてくれていました。
母にずっとついてくれていた研修中の看護学生が
『アテちゃんのお手入れの仕方』
っていうかわいいイラスト入りの小冊子まで作ってくれました。

やがて、ストーマも落ち着いてきて、装具も自分にあったものを見つけた頃には、
「アテちゃんは自分の新しい個性」
と思うようになったようで、孫たちはもとより、近所の親しい人たちにも見せたんだそうです。

「一生懸命頑張ってくれているアテちゃんが愛おしい」
とまで言うようになっていました。


抗がん剤の闘病生活をしながら、美味しいを食べて、大好きな編み物をして、そして温泉旅行にまで行った母ですが、やがて肺に転移してそれが体力を奪っていきました。

約1年前に入院した同じ外科病棟に再入院し、GW明けには末期の患者が入る緩和病棟に移りました。
そこはとても気持ちの良い静かな所でしたが、移った当日は見知らぬ看護師さんばかりで不安になったらしく、10分おきに「パウチ(装具)はまだあるの?」「パウチ、注文しておいてね」を繰り返しました。充分在庫があるって言っても暫くするとまた同じ事を聞くのです。。

緩和病棟では患者さんが穏やかに過ごすために必要なことはなんでも出来ます。
家族は24時間で入り自由、病室に簡易ベッドを入れたり畳部屋で寝たり、キッチンでお料理を作ったり、家族と入れる大きなお風呂と寝たまま入れる病人用のお風呂、音楽を聞いたりピアノもあります、、
患者の性格や好みなどの聞き取りもして、合わせてくれるのです。
一通りの説明をした後、私は大事な情報を付け加えました。
「母は自分のストーマに『アテちゃん』って名前をつけて呼んでます。元々は私の亡くなった犬なんですけど、、外科の病棟では看護師さんも皆さんそう呼んでくれていました。」

翌日、お見舞いに行った妹から連絡がありました。
「看護師さんが、パウチの処置をしながらアテちゃんって名前だって聞いたって話を振ったら盛り上がってた。看護師さんもラブを飼ってると聞いたら、アテナが誤飲したことまでしゃべっていたよ」
亡くなる3日前のこと。
アテナ、あんたは本当にたいした子だよ。。


緩和病棟だから、、なのか、よくわからないけど、死亡が確認された後、看護師さん2人プラス新人看護師4人、更には家族も加わってシャワーで全身を洗いました。その時、「もう、ストーマのパウチも取って、楽になりましょうね」って言われて、パウチをはがしてもらいました。(その後、自宅から持って来たお気に入りの服を着せてもらって、お化粧までしてもらって病院を出る事になったのです。)

「お母さん、パウチ付けなくて良くなって楽になったでしょ」
って母に語りかけた後、ちょっと引っかかって、妹につぶやきました。
「ねぇ、あの世で自分の好みの姿になれるとして、ストーマの無い姿を希望するのかな?」
妹は迷わず答えました。
「いや、今頃、迎えに来たアテナにアテちゃん見せてると思うよ〜」

あ〜、なるほど、だから、あんなに、パウチを買い足せって言ったんだ〜。
姉妹で納得したのでした。。


母とアテナ、確実に虹の橋で出会って出かけちゃってるなぁ。
そう思っていたら、「うちも、絶対そう!」って言う友達が数人。
どこのおうちも幸せだったんだろうなぁ。そう思うと胸が熱くなります。。
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2人旅が始まる

5月13日。
かねてから闘病中だった実家の母が亡くなりました。

お悔やみに来て下さった初めてお会いする母のお友達の何人かが
「ワンちゃんを飼っているのはあなたね。お母様からよくきいていたのよ」って。
中には「ワンちゃんが、亡くなった時のことも聞いているわよ」って方も。
もちろん、ニケもライもかわいがってもらったけど、やはりアテナとばぁばは本当に仲良しだったもんね。

実家に連れて行くと、お料理を始めたバーバーの横でおすわりするアテナ。
野菜くずをもらってたっけ。。
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調子にのって、三角コーナーの中身をひっくり返したり、油の入ったフライパンをなめ回した事もあったり。
怒って、「つないどく!」という私に「いいよ、いいよ。好きに遊びなさい」って言ってくれた母。

せっかくのお昼寝タイムなのに、孫に邪魔される。
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どんなにたくさんの人がいても、アテナはばぁばの近く。
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庭で遊んでいる時にばぁばがやって来て、大喜び。
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「ばぁば、いらっしゃい!」
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実家に行ったときはもとより、うちに来てくれるときも山盛りの野菜がお土産だったね。
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うちに来ると、お昼食べたあとは読書かお昼寝するのがいつものパターン。
もちろんアテナは添い寝です。
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そして、夕方は一緒にお散歩。
暑い日は水遊びをするのにもつき合ってくれたばぁば。
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「ばぁば、ちゅき〜」
誕生会

アテナが亡くなった時、ショックで何も出来なかった私を心配してずっと近くにいてくれた母。

アテナも綺麗な骨だったけど、母も「熱源に近い頭蓋骨がこんなに綺麗に残ってるのは珍しい」と言われました。
そんな所まで似ているのね。
きっと、虹の橋にいるアテナはそろそろばぁばを見つけて、大喜びで駆け寄っているに違いない。
いや、最期の時には既に枕元にいて、一緒に歩き出すのを待っていたかもしれない。
うん、いいよ。ママのことは待ってなくて良いよ。
大好きなばぁばを守ってあげて。

健脚同士の2人旅。
どこまで歩いて行くのやら。

母の日によせて

今日は母の日。
実は、実家の母の具合が良くなくてバタバタとした日々を過ごしています。
そんな中でたまたま見たニケが子供の頃のCDにお母さんと写った写真がたくさんありました。
ウイング母さんが亡くなって初めての母の日。
いろんな思いを込めて厳選した数枚を見て下さいね。

産まれた当日。
ニケ ウイング
センターの黄色リボンがニケ。

お尻を舐めてもらってます。
ニケ ウイング

母娘でがお〜っ!
ニケ ウイング

「身だしなみはきちんとなさい」
ニケ ウイング

「おかあしゃん〜、まだ〜?早く遊びたいよ〜」
ニケ ウイング

「今日はプロレスごっこ」
ニケ ウイング

ある時は甘えっこ
ニケ ウイング

立ったままおっぱい
ニケ ウイング

「こら〜」「えへっ!」
ニケ ウイング

「本当に反省してま〜す!」
ニケ ウイング

愛されて育ってきたんだなぁ。
同じ4月21日生まれの母として、私はウイング母さんに負けないくらい愛して来たつもりだけど、伝わってるのかなぁ〜。
ま、伝わっても伝わらなくても、そんなこと関係なく愛しつつけるのが母ってものかしらねぇ。。
と特にしみじみ思う母の日でした。

ライ6歳になりました!

ち〜っともいいことのなかった4月の最後の日。
ライちゃん、6歳になりました。

こ〜んなちっちゃかったパピライ。
ライ

いつの間にやらもうおっさん。
ライ 誕生会
おっさんはこんな事をされると、イヤイヤながら耐えるのです。。

一方、若者そてつ。
ライ 誕生会
何をしても楽しいお年頃。

先週、訓練の仲間たちと合同のお誕生会を開いてもらったときの写真です。

準備の最中、、、
私に甘えているのはなぜかそてつ。
ライは人間用のケーキを狙ってます。
ライ 誕生会

そして公式写真(?)
4月生まれのそてつ、ライ、シャビ
ライ 誕生会
テーブルにあるのはワンコ用のケーキ。

先生が動くと、一斉に見上げる素直な生徒たち。
ライ 誕生会

私も4月生まれなので、お祝いしてもらいました。
ライ 誕生会
みんなの温かい気持ちに感謝です。


そして、昨日。
ディナーです。
ライ 誕生会

そして、ケーキ
ライ 誕生会

待っている時は真剣です。
ライ 誕生会

オビワンシルクさんからも恒例のうまうまがとどいたよ〜。
ライ 誕生会

さて、何にして食べようか!?

元気で楽しい一年にしようね!

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プロフィール

アテナママ

Author:アテナママ
神奈川県在住の主婦。結婚して以来十数年、会社員の「のりさん」と静かな(?)インドア生活を送っていましたが、2005年5月にイエローラブラドールの女の子アテナが加わってから「すべては犬のために(All for WAN)」の生活を送っています。
現在はお星様になったアテナの他に、ニケとライラプスコンビが加わり、All for WAN度がますますアップ中!

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