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じんわりおかしい黄ラブのアテナ(05年3月31日~09年1月26日)、その跡を継いだ黒ラブニケ(08年7月1日生まれ)と末っ子長男ライラプス(10年4月30日生まれ)  その息子ゼロス(18年1月28日生まれ)の日記

待ちに待つ日々

ゼロが生まれるまでのお話、第4弾。

「任務」が終わってしまえば、オスの飼い主にできることは何も無く。。。
元々の婚約者のお家だったら一緒に子育て気分が味わえたところですが、スタッフが沢山いる訓練所のお嬢さんお相手では出る幕も無く、ひたすら祈る日々。
イベント目白押しの時期に「酒断ち」「コーヒー断ち」「チョコレート断ち」の願掛けまでしちゃった。
のりさんは趣味の自転車に乗って寒川神社まで行って安産のお守りを買ってきた。
売り場の巫女さんがなんて思ったかって想像するとちょっと笑えた。

いや、実はもう一つ大きな「やるべきこと」がありました。
この時点ではまだ妊娠しているか判らなかったのですが、子供が生まれる前にグランドアジリティーチャンピオンのタイトルを取ること。
今回の交配に限らずニケライのお里でもブリーダーさんが選んだ男の子なら間違いないだろうって信じて仔犬の予約をするわけです。だからせめて父も頑張ってるんだよって伝えてたい。
それがクリスマスイブの大会でした。
毎年訓練に出ている大会ですが今回何が何でも。。。ということでアジに出場

ゼロ ライ
(我が家に来て2日目)


そこで、ばったり件のお弟子さんとばったり。
「ずっと先生が散歩もなさっていて、まだ僕もどうなっているのか判らないので一緒に聞きに行きますか?」と気を使ってくれて大先生のところまで行ったのですが、答えは
「まだ判らないよ〜」
ネットで調べたりすると、1ヶ月位でエコーに映るみたいだけど慎重だなぁと思いつつ、大先生がお世話をなさってるってことはダメなわけではないんだよね。。。とも思って見たり。
とにかく、クリスマスイブに祝杯をあげることはできませんでした。

待ちに待った連絡が来たのは1月9日。
仕事中に着信が入っていて、気がついた地下鉄の構内で電波の良い所を探して折り返す。
「お待たせしちゃいましたが、85%の確率で妊娠していると思っていいでしょう」
そう聞いて、安心して膝からカクンと落ちる感じでした。
予定日は1月25日。
でも私はアテナの命日の26日になって欲しいなぁと祈りながら待ってました。

正式には1月28日。
男の子4頭、女の子1頭の元気な子供達が産まれました。
大先生は
「今までにないくらい、ぐにゃっとしたところのないしっかりした身体の子供達ですよ」
母子共に元気だと聞いて、本当にホッとしました。
その電話の最後に
「先生、うちは男の子希望です」
と告げると、大先生は
「良かった〜。実は福岡の訓練士さんが黄色の女の子を待ちに待っていたんですよ。」
子返しの父方に優先権があるので、それまで私たちにプレッシャーがかかるようなことは一切仰らなかった先生。
きっと私の言葉を聞いてホッとされたのでしょう。
以降、2回お邪魔した時も触らせて貰えなかった〜。
そうなると今度は待ちに待ってもらっただけの子だと思って頂けたんだろうか??って心配になる父の親。
その後、この福岡の訓練士さんがお里に残るはずだった男の子も是非欲しいと望んでくださったと言うお話を聞いて、嬉しかったなぁ。

ゼロ ニケ
(おととい)

この福岡の先生の猛プッシュがなければ、、、もっと言ってしまえば、翌週に先生方の会食の予定がなければ急にお相手を探すなんてことはなかったに違いない。
そてつが大先生の前を歩いてくれなかったら。。。
呼び出しの放送を私が聞いていなかったら。。。
そもそも、広島のあぐりちゃんとゆめちゃんが遠征に来なければ土曜だけの参加のつもりでいたから、そてつからのパスも受け止められなかった事になるし。。
そんないくつもの偶然の綾で今、目の前にゼロスがいる。
この不思議に改めて「子供は天からの授かりもの」なんだなぁ。しっかり育てないとなぁと思う私なのでした。

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マザコンの逆転劇

ちょっと間が空いてしまいましたが、ゼロスが生まれるまでの物語3弾。
第一弾の出会いは→こちら
第二弾の初対面は→こちら

我が家に来ていただいたのに全くなすすべなく仕切り直しするしかなかった夜の翌日。
今度はこちらからお嫁さんのお家の近くの動物病院に出向くことにしました。
交配の基本は男の子のリラックスできる場所なんですが、多分、ライにはねーちゃんのいない我が家にお客さんが来るよりねーちゃんと出かけて車待機して貰って、自分だけママと出かけるほうがなんぼか良いってところでしょうか。

でも、、
私と一緒にそんなに広くない診察室に入ったところで、お嫁さん登場。
と〜っても愛想が良い子で、ライに近寄ってお顔を舐めてくれたり、スリスリしてくれたりするのに。。。
ライは私にくっついたっきり、戸惑うばかり。
ワイドレンジと言われた守備範囲の広さで若い女の子からおばあちゃん、はたまた男子まで追いかけ回したエロエロ星人はどこに行ったのか??
そのうち、獣医さんが
「ママを気にしているようだから、若いものだけにしてみましょうか?」
と提案してくれて、全員部屋の外に。
でも、私がドアの外にいるのが分かるのか、外ばかり気にするということで、ついに私は建物の外に出て10分。
獣医さんが出て来たので、「どうでした?」って聞いたら
「どんなに迫られてもじ〜っとお母さんが出てったドアに向かってお座りしてました」
だって。

マザコン、ここに極まれり!!


風向きが変わって来たのは、獣医さんの更なる提案で付属のドッグランに移ってから。
ライは楽しげにドッグランでウロウロしていたけど、やがて彼女が気になり始めた。
私の方をチラチラ見ながら「行ってもいい?」と聞いているよう。
「うん、こんにちは〜って、しておいで」そう言ってやると嬉しそうに近寄って行った。
そして、それまでライの行動に注目していた人間たちの視線が、ふとしたきっかけで彼女の方に移った時。
まるで自分もその輪に加わるようにす〜っと近づいて行きました。

あまりの安堵感に、ホッとするのを通り越して、眠気を覚えた私。
車の中で「眠いよ〜」を連発しながら帰って来たのでした。。

(彼女と2ショット)
ザラ



2日後。
滋賀から戻って来た大先生が
「滋賀で、『まだパピーは産まれないんですか?』って聞かれたので、『きのう交配したよ』って答えたよ」と。
福岡の訓練所が何年もパピーを待っているのだそう。

1日おきに3回通い、双方、繁殖能力があることも調べて貰ってるので、多分大丈夫だと思うんだけど、、、、
無事に生まれるまで、願掛けだぁ!

ドッグランから引き上げる時(この日もドッグラン デートだった)大先生は
「今日みたいな日はなるべく暴れない方が良いんですよ。だから、脚側(歩行)はとても大事なんです。これから出産するまでも、ちゃんと脚側歩行で安定した運動をすることで良いお産ができるんです。」
と仰って、ちょっと先を歩いていた彼女を連れていたお弟子さんに
「こら!ちゃんと脚側しなきゃダメだ!」
と、喝。
なので、「やべ〜っ!」と思った私も慌てて
「ライちゃん、ついて!」と言ったものの、そもそも私と脚側歩行なんてやったこともない上に、すっかり浮かれポンチになっているライは大先生の前でビョコンビョコン飛び跳ねていたのでした〜。

いい夫婦の日

前回の続き。

約束の水曜日は11月22日。
「まぁ、いい夫婦の日だわ!縁起が良いこと!」

ニケライのお里では交配前には縁起担ぎで生卵の黄味をフードにトッピングするのが慣わし。
なので、それにあやかってライも生卵食べて迎えた当日。。。。

花嫁さんは夜8時に到着しました。
車から降りてきたのは小柄な元気一杯の黄色い女の子。
「いや〜ん!すごく可愛い!」
この数日、私はなんであんなに悩んだんだろうとバカバカしくなるほどでした。

そして、大先生が手土産に持ってきて下さったのは地元産の生卵一箱。
後で知ったことですが、牡犬へのお礼は「子返し」か「交配料」なんだけど、その他に結納替わりとしていくらか包んだりすることを「たまご代」というそうな。

そんな基本的な知識も知らなかった不慣れな飼い主と花婿に細やかにアドバイスして下さる大先生。
が、、、
ニケがいては気が散るだろうと、パパはニケを連れてドライブに出かけていたのです。
ライは置いていかれたショックで気もそぞろ。
花嫁さんが気にならなくはないけど、近寄ろうとすると一気に緊張する私と一緒に来ていたお弟子さんの顔色を察して、遠慮気味。良かれと思って無理やり近づけて見たら、逆にその私の気迫に押されて、完全に心が折れたらしい。
とうとう、ソファーに座り込んで丸まってしまった。。
彼女が誘ってくれるんだけど、ため息ついてる。

あ〜、もう終わった〜〜〜〜

まだパピーだったライに「いずれはうちの婿に」と声をかけて頂いた時から約8年も思い続けてた夢がこんな形で消えるとは。。。

もちろん、お相手に申し訳ないのは言うまでもない事で、、、
自分から手をあげたのに。。。

もう半ベソどころか半分意識がなくなりかけた私に大先生は仰った。
「この組み合わせは凄く良い気がするな。仕切り直して明日また会えますか?」

その時の私には大先生が神様の様に見えました。。


突然父になる

ゼロス達が生まれるまでの短くも濃いお話。


始まりはそてつででした。

11月の2dayの大会の2日目。つまり日曜日。
前日に2度でCRしてグランドアジリティーチャンピオンにリーチをかけたこの日。
ライは妹ゆめ、弟そてつとともに3度に出場。
早々と2番障害をウイングごと倒して、目標にしていた年内にグラチャンを取る夢は、はい消えた!


証拠写真 その1(byひろちゃん)
アジ

証拠写真 その2
アジ

あとは納得いく走りができただけにちょっと悔しい思いを残しながらも、あぐり母さん(ゆめちゃんのママ)がわざわざ広島からグラチャン達成のお祝いのお酒を持って来てくれてたので、(あぐり母さんはニケがグラチャンを取った時にもご一緒だった我が家にとっては幸運の女神みたいな人なのだ)、「年度内には!」と若干の軌道修正したところでこの日は解散。「安全運転でね〜」なんて言いながら駐車場で別れました。

車に色々積み込んでいる最中に、ふと放送が耳に入りました。
「ゼッケンナンバーXX番のそてつ君の飼い主さん、いらっしゃいましたら本部までお越し下さい。」
あ〜、多分、もう車を出しちゃってるだろうなぁ。
そう思って、とりあえず本部に顔を出した親切な(!?)私。

「そてつ君の知り合いの者ですが、多分もう出ちゃっていると思うので代わりにご用件を承ります」
本部で放送をかけていたのは主催者の大先生。
ちょっと困ったお顔をなさって
「いや〜、犬を見せて欲しかったんだよねぇ」
「犬を、、ですか??」
「うん、ちらっと見かけたそてつ君がすごく良い犬だったので、交配させて貰えないかなと思ってね。そもそもそてつ君は去勢してるのかな?」
「あ〜、そうですね。去勢してます」

と、ここで私、大先生を前に思わず口を突いて出た言葉が、、
「あの〜、7歳になる同じ掛け合わせの兄は花嫁募集中なんですが、、、」

今思えばかなり大胆なというか、図々しい発言だけど、その時は反射的に出た言葉。
「う〜ん、犬をみないとなぁ。今日、連れて来てる?」
「はい、今日、そてつと一緒に出てました。」

車からライを降ろして本部まで歩いてくる様子をじっとご覧になっていた大先生。
私がセールストークをしようとしたら
「私は何十年も犬に関わっているから、見ればわかります。黙って見せて下さい」

以前、ライも他の訓練所から「K先生のスクールに優秀な雄犬がいると聞きました」と交配を申し込まれた事がありました。
だから、そてつが好みなら脈が無くはないだろうと祈るような気持ちでした。
3度犬であることと、自宅がそんなに遠くないことでポイントを稼いだみたい。
「交配料はいくら?」
と聞かれた時にはライが認められた事が嬉しくてちょっと震えました。

そこからバタバタと連絡先を交換して。。。
私はその日の出陳簿に書き込んだのですが日曜日を3度にしておいて良かった〜と自分の運の良さを感じました。

多分、これで連絡を頂いて、何回かお見合いをして、交配は2、3カ月後かな。。
と、勝手に想像を膨らませていたら、大先生、
「来週のドラハは行来ますか?」
と聞く。
なんで??と思いながら「予定してないです」と答えると

「多分、来週末に一番良い状態になると思うから」

え〜っっ??
そんな急な話???

帰路の車の中で気がついた。
「私、相手の女の子のことを何も聞いてない!」
年齢も、色が黒なのか黄色なのかさえ!

降って湧いて来た話に飛び乗ってしまったけど、これで良かったのか??
事の進むスピードが速すぎてちょっと不安になる。
しかも、お相手は言ってみれば大財閥のご令嬢だ。
ライでお相手が務まるのだろうか??

と、そこへ
「お相手はかわいいライライにふさわしい子なの?」
と苦笑する絵文字と共にラインが入る。
「早まったことをしたわね」と言われているようでさっきまでの嬉しい気持ちが一転、不安で半ベソ状態に。

でも、、、
いつかパパにすることを夢見て、その方向で大事に育てた息子だ。
最初に去勢しないって決めるまでも色々な方の意見を聞いて決意するのにそれなりの覚悟が必要だったし、「どこの馬の骨」と言われないようにWグラチャンを目指し、ちょっと病気すれば「遺伝性のものではないか?交配に支障は出ないか」心配し、多少エロエロでもそれが悪いことと思わない程度に注意して来た。
いっ時は、諦めかけていた夢が実現するチャンスを貰ったのだもの。。
そんなことを思い始めた時に
アジの先生からは「牡犬の飼い主の誠意の見せ方」なんてアドバイスを貰い、
ブリーダーである友人からも「もし、どうしても相手が気に入らなかった時の対処法」を伝授してもらい、
獣医の先生からは「急な話だけど、見る人が見ればライちゃんの良さはわかるから」と言っていただき、
ようやく腹をくくる事が出来ました。

ところが、月曜日の夜にいただいた連絡は
「思ったより早かったので、水曜日にお宅に伺います」

え〜〜〜!!!
確かに、腹はくくった!
でも掃除はできてな〜い!

・・・続きはそのうち。

家族になろうね

昨日、ライの息子、ゼロスを家に迎えました。

訓練所にお迎えに行ったとき、先日4頭が入っていたサークルにはこの前より犬らしくなったゼロスだけ。
女の子を含めた残りの4頭は2頭が災害救助犬、残りの2頭は災害救助犬か麻薬探知犬になるか検討中だとか。
使役犬の親になれるのはとても光栄ですが、近くに兄弟がいないのはちょっと寂しいような。。
子供達が元気に成長してしてくれる事を祈るばかりです。

さて、ニケライは車には乗っていたのですが、ファーストコンタクトは自宅に戻ってから。
ゼロス
誰?誰?

動画でどうぞ


お家の中でも、なんだかゼロスを気にするライ。
ゼロス

ゼロス

ゼロス

ゼロス

いつもは私が2階に上がるといそいそついてくるのですが、昨日はゼロスのそばにいました。

優しいのね〜。
と思ったのもつかの間、私に甘えて振っていたライの尻尾に噛み付いて、完全にキレられたゼロス。
ニケに至ってはちょっとでも絡んでくると全力で怒る。

その迫力に怯んで後ずさりしたゼロス。
ちょっとかわいそうになって「おいで」って言った私。
ライなら飛び込んで来る状況だけど、ゼロスはさらに一歩後ずさった。

そうだよね。

ゼロスにとって私はまだ大好きなママや産まれたお家から拐ってきた知らない人。
これからゆっくり強い絆の家族になろうね。
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プロフィール

アテナママ

Author:アテナママ
神奈川県在住の主婦。結婚して以来十数年、会社員の「のりさん」と静かな(?)インドア生活を送っていましたが、2005年5月にイエローラブラドールの女の子アテナが加わってから「すべては犬のために(All for WAN)」の生活を送っています。
現在はお星様になったアテナの他に、ニケとライラプスコンビが加わり、All for WAN度がますますアップ中!

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